三大奇書を読了しました
・「虚無への供物」 中井英夫
これら三作品の流れをくむ 第四の奇書 「匣の中の失楽」の前に是非読んでおこうと思い手を出したわけですが…
どれも難解!
理解できたかどうかはさておき(出来ておりません…)取り敢えず読み切ったことに自画自賛(笑)
以下に三作品の紹介にならない紹介を。
内容には全く触れないつもりです(笑)
1ページ目を読んですでに挫折しそうなレベルの難解な文章。それが延々と500ページ近く続きます。犯人が分かっても、トリックが分かっても文章が強烈すぎて記憶に残りにくいという不思議な作品。
三作品中一番読みづらかったです…
おそらく三大奇書の中では一番知名度の高い作品で本屋さんでも手に入りやすいかと思われます。
読んでいくうちに次第に狂気的な幻想の世界へと誘われます。
丸尾末広さんが漫画化してくれたら…
「虚無への供物」 中井英夫
王道の本格ミステリーに則った展開なので読みやすい印象を受けます。しかし、コアなネタや薀蓄の応酬があり、あくまで上記二作品と比較して💦
作品を通して作者の思いがよく伝わるのでその点も読みやすいと感じたのかもしれません。
難読書を立て続けに読んだので、王道の推理小説が読みたくなります(笑)