陰獣のほか、盗難、踊る一寸法師、覆面の舞踏者 が収録。
表題作の陰獣は、僕も寒川と同じく、まんまと大江春泥の手のひらに転がされてしまいました。
真相を明かす場面さえ、なんとも淫靡で狂っております。
いまさらながら読んだ名作、とても面白かったです。
個人的に「踊る一寸法師」が好み。
国内ミステリーの源流であり、なおかつ作り出す雰囲気は唯一無二、それを十分に感じることができる1冊でした。
余談、、
微妙な違いですが、春陽堂のリニューアル前の江戸川乱歩文庫の表紙がとても気に入っているのでそちらを一生懸命かき集めています。(あと4冊…)